商店街の入口にある名前が書かれたアーチ、アレはいったい何?

法律・条例での扱い・・・「屋外広告物」

日本各地の商店街の入口で見ることができるアーチは日本の法律においては「屋外広告物」として扱われるものです。「屋外広告物」とは屋外に張り出される看板やのぼり、横断幕、アドバルーンなど、野外で見られるあらゆる広告物のことを指します。

そして都道府県や市区町村は国が定める「屋外広告物法」を規準にして

  • 広告物の大きさ、高さ
  • 広告物の内容(景観に配慮しているか)
  • 設置禁止区域

など、設置のルールについて条例を定めています。

参考:「オーナーさんのための看板の安全管理ガイドブック」(屋外広告物適正化推進委員会編、2015年)

宗右衛門町のアーチ看板
目に入る看板はすべて屋外広告物(大阪市宗右衛門町)

「アーチ」?「ゲート」?呼び方について

では「屋外広告物」の中でアレは何と呼ぶのでしょうか。

条例では?

実は各自治体の条例で呼び方が異なり、

  • 「(単に)アーチ」
  • 「アーチ看板」
  • 「アーチ広告」
  • 「アーチ型広告物」

などと呼ばれています。(法律的な扱いでは統一されていてもよさそうなものですが・・)

一般的には?

世間一般での扱いはどうでしょうか。新聞やネットの記事、看板の制作会社のホームページを見てみると・・・

  • 「アーチ」
  • 「アーチ看板」
  • 「ゲート」
  • 「商店街ゲート」
  • 「ゲートサイン」

など、こちらも多種多様な呼び方をされています。(中には記事内で「アーチ」と「ゲート」が併用されていることも!)

結論(?)

というわけで、決まった呼び方はありませんのでに人に正確に伝えるときは

「商店街の入り口にある名前の書かれたアーチ」と呼ぶのが最も無難かと思われます。

本サイトにおいては一般的な「アーチ」と区別するため「アーチ看板」と呼んでいますが、文章内では「アーチ」や「ゲート」も用いています。

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